漢城駅改めグローブ駅に

小説の第2章「2030年のメモ」で漢城(旧東京)駅という名称を使ってみた。漢城というと、朝鮮時代(1392-1897)を連想する人が多いと思う。中国語では韓国の서울に対し漢城・汉城が使われ、最近は首爾・首尔(서울の音訳)を使うようだ。

京都はもともと首都の意味だ。京城という植民地時代の名称も首都という意味だが、これは死語にしたいので、小説で漢城という漢字を使った。若い人たちにはどうでもいいことだろうが、あえて時代錯誤的に漢城駅にしたのだが。

小説自体は韓国とまったく関連性がないのですが、最終校閲をしながら、どこかで関連付けたいと考えてしまったようです。とってつけた感を否めません。一日置いて考えた末、グローブ(球状の意)駅に改めました。

ンヴィーニ(ンヴィニ教徒)が好む球状にちなんだもので、小説のテーマに合致します。20世紀末にグローバル、グローバルと彼らが呪文のように唱えた単語の元の意味ですから。

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