兼好という人物の再発見

没年1350年(?)、68歳(?)で亡くなったという伝えから逆算し、生年は1283年(弘安6年)と推定されている。鎌倉時代末期(1185-1333)から南北朝時代(1336-92)に生存し、徒然草の作者として知られる。その冒頭の一節はあまりに有名だが、没後長いあいだ注目されなかったようだ。いわば、後の時代に再発見された著作であり人物だろう。

つれづれなるまゝに日ぐらしすずりにむかひて心にうつりゆくよしなし事をそこはかとなくかきつくればあやしうこそ物くるほしけれ

これまで特に関心を持ったことがない卜部兼好(うらべけんこう)という人物に何となく興味を抱いた。きっかけは彼が書いたとされるつれづれ草の書き出しにある「物くるほしけれ」である。自分で文章を書いて思い当たることがあったのだ。学校でいやいや習った古典の知識がいかに浅薄なものか、よくわかる。そして、いま70歳にして、僕は卜部兼好とその著作を自己流に再発見しているのである。その解釈が正しいかどうかは問題ではない。

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